妊娠と出産のこと。~5~
いったい、第何章まで続くのだろ。
でも、産むまでに書いておきたい。 助産所を紹介してくれた友人が 本も何冊か貸してくれた。 その中に、 「分娩台よ、さようなら~あたりまえに産んで、あたりまえに育てたい~ / 大野明子著」 というのがあった。 そこには、 私が知りたくて、 出産を経験した人たちに聞いても誰も教えてくれなかった、 「本当に知りたかったこと」が書いてあった。 産婦人科の女医さんで、 自分が仕事で経験した病院での出産に疑問を感じて、 現在は自宅出産の介助をしたり、助産所のようなスペースも作られてます。 まぁ、結構ご本人の意見も色濃いので、 全部が全部うのみにしたわけではないけれど、知りたかったことが知れてよかった。 まず、 なんで「分娩台」なのか。 前々からテレビなんかで見る度に、なんて恐ろしい形だろうと思っていた。 醜悪なデザイン・・・。 ちゃんとしたことは、読んでもらわないとダメだけど、 はしょって説明すると、 内診台に近いあの台は医療側が処置がしやすいためらしい。 何かあったとき、だ。 お産で何かあった時、ってのはそんなに多いものなんだろうか。 病気になる確立くらいではないのかな。わからないけど。 陣痛が来てお産が始まる。 自然に考えて、お腹が痛くなった時に仰向けになる人がいるんだろうか。 ほとんどいないと思う。 横になって丸まったり、前屈みになったり。 しかも、赤ちゃんは下から産まれて来るのに、 仰向けで足を広げて・・・。 私は考えられない。 しゃがんで、もしくは四つん這いではないかと想像している。 その時になってみないと、自分の体がどういう姿勢をしたくなるかわからないけれど、 仰向けではない気がするのだ。 変な話、 排泄する時に、仰向けになるか?っちゅう・・・。 妊娠して、 人間は動物のひとつなんだなぁと実感した。 頭の中で考えたり、知識をいろいろ得たりしても、 結局、一番いいのは自分の体に聞いてみること。 頭で考えられるようなことは、たかだか知れている。 ほんとに、体はよくできている。 疲れたときは、甘いものが欲しくなったり、 酢が欲しくなったりする。 普段、自分の体に聞く、ということを怠っているから、 なかなか意識しないとわからないことも多いけれど。 たしかに、病院というものは、 本来、異常があった時に処置をするところ。 助産所は赤ちゃんを産むところ。 目的というか、根本が違うんだ。 病院が悪い、といいたい訳ではない。 私もひょっとしたら、お産でお世話になるかもしれない。 女性の人生の上での最も大きな仕事だから、 何かあったらと思うと、病院でないと安心できない人もいる。 それはそれでいいことだと思う。 だけど、ちょっと前の私みたいに、 何も考えないで、 子供は病院で産むもんだ、と思っていたのはやっぱりおかしい。 会陰切開があたりまえ、だと思っていたのも・・・。
by gii1213
| 2006-06-14 18:03
| 妊娠と出産。
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